2013年7月23日火曜日

ART-Linuxの実験 再インストール

しばらく時間が開いてしまいましたが、5月末にART-Linuxをインストールしていた実験PCがおかしくなってしまったんです。その後、まとまった時間がとれないのと、当該実験PCがWindowsXPとのマルチブートでそっちもおかしくなってしまい、XPからの再インストールとなってしまい、大変でした。

さてART-Linuxの設定は前回記録を残したので、特に問題なく設定できましたが、前回でも問題になったのがAP(アプリケーションプロセッサ)の起動です。このAP、本体(BSP:ベースプロセッサと呼ぶようです)のファイルシステムの一部に自分のroot-fsを構築していて、そこをなぜかNFSで利用します。(この理由がわからんが、これに苦しめられています)
最初にインストールしたUbuntuがDesktop版のせいか、クライアントには簡単になれますが、サーバーになるためのパッケージやら設定が全然入っていません。どうしてもNFSサーバーとして起動してくれないんで、APの起動がうまくいかないんです。
おまけにAP用のEtherとして特別のルーター設定もしているせいか、結局全部手動でやらないといけない状態ですが、とりあえず手順をまとめます。

1.マシン起動(BSPが立ち上がります)
2.AP用のコンソールを起動します。
  $ sudo screen /dev/ttyAP0
3.別のshellでAP用のネットを起動します。
  $ sudo ifup ap0
4.あらためてNFSのファイルシステムの公開を宣言します。
  $ sudo exportfs -a
5.まずNFSのために、portmapを起動します。
  $ sudo /etc/init.d/portmap start
6.次にNFSサーバーを起動します。
  $ sudo /etc/init.d/nfs-kernel-server restart
7.これで準備が整いました。apbootをします。

NFSサーバーを起動するのにまずportmapを起動しないといけないんですが、どうもUbuntuのdesktopはこのあたりの設定に問題があるらしく、起動してきれません。なので先に5.の手順をしておかないと、6.のところで応答がかえってこなくなります。
あとAPではプログラムのコンパイルができません。BSP側で実行形式を作成し、AP側のfsにコピーしてやればいいんですが、基本root権限でコピーしてやる必要があります。
なんちゅうか、まだまだ研究室の中で使用されるレベルです。(やっと実験環境が戻った・・・・)


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