2017年7月22日土曜日

Windows Visual StudioによるPython環境について

自分はよくPythonでプログラムを作っているんですが、ほとんどMacかLinuxでした。WindowsでPythonやろうと思うと、パッケージを別途インストールしないといけないし、そのメンテンナンスも面倒だし。(Macなんてbrewで更新一発ですよ。最近は、anacondaも試しています。)
ところが、この前Visual StudioでもPython開発環境ができたことを知りました。いや不勉強にも、Visual Studio 2015くらいからあったようです。いや、何だかんだ言っても、仕事でプログラムを作っていると、お客さんはどうしてもWindowsで動くようにして欲しいという要望が多いんです。はっきり言って、システム作る方はWindowsでは作りたくありません。動作環境がM$の都合でコロコロ変わり、動作保証するのが大変なんです。おまけに、余分なプロセスが一杯動いていて、自分の作ったプログラムがどうしても遅くなるし。

ただまあ、お客様の希望は聞かないといけません。ちょっとWindowsでのPython開発環境を試してみました。ただ、その辺は色んなHPに一杯書かれているので省き、一番大事な問題、作ったPythonプログラムをどうやって動かすかです。
どのHPみても(M$のドキュメント見ても)、皆Visual Studioから起動することしか教えてくれません。いやいや、開発中はそれでもいいんですが、開発終わったらアイコン等から直接動かしたいでしょう。ところが肝心の、直接動かす設定に関する情報がどうしても見つかりません。仕方ないので、ちょっと調べてみました。(イリーガルなところがあるかもしれません)

まずそもそもVisual Studio自体が、Python環境としてどこを使っているのかが問題です。(コマンドプロンプトではpythonがどこにあるのかわからない、と言ってきます)実際、anacondaインストールすると、Visual Studioは自動的にその環境を検出してくれて、元々Visual Studioが持っているPython環境とどちらを使うか選択させてくれます。色々ぐぐってみましたが、全然情報が見つからないので、やむなくC:\から「検索」で調べてみました。すると以下の所にPython.exeがありました。

C:\Program Files\Python36\

64bitのPythonインタープリタなのに、何故こちら?とは思うんですが、どうもここです。まあ、PATH設定に追加してしまうのが簡単なんですが、ちょっと場所が気持ち悪いところにあるので何時変わるかもしれません。どうせ単独動作させるときは.batファイルから起動することが多いでしょうから、そこだけPATHを設定してしまいましょう。
Pythonのプログラムを起動する.batファイルを作り、最初に以下を入れておきます。

set PATH=C:\Program Files\Python36;%PATH%

これで、この.batファイルから起動されるプロセスだけにPythonのPATHが通ります。この後、Pythonプログラムの起動プログラムを書いてやればいいだけです。